画像診断で異常所見が無いのに、、、

ほんの一例ですが、例えば右のおへその下あたりから~右の太ももの付け根辺りが、痛いって程ではないんですが、なんか重だるいんです!という人がいます。背骨のレントゲンもMRIも撮ったけど異常ないと言われました。違和感の有る太もも周囲も検査しましたけど異常が無かったです。と言う人が来ます。

それは診察すれば分かりますが、右の下後鋸筋の持続的筋緊張(筋スパズム)が見つかります。患者さんが訴える位置に外傷の因果関係が無い場合です。その筋肉の位置はT11、T12、L1、L2です。まさに患者さんの訴える位置と一致するデルマトーム(脊髄神経支配)です。添付写真をクリック拡大してご覧下さい。ここのスパズムをとれば、患者さんの訴える症状は一気に消えます、患者さんからして見ればマジックショーのようです。それが知識と智慧です。むしろ反対側の方が重たく感じるくらいに成ります。


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