多発性硬化症 腸内細菌異常が、、

視力低下などが起きる中枢神経系の難病「多発性硬化症」の患者は、健常者に比べて特定の腸内細菌の数に偏りがあるとの研究結果を、国立精神・神経医療研究センターが発表した。研究チームは「食生活の欧米化などによる腸内細菌の異常が、発症の原因につながっている可能性がある」としている。

多発性硬化症は、医療費補助対象の指定難病。免疫機能に異常が生じて脳や脊髄、視神経といった中枢神経に炎症が起こり、視力低下や手足の麻痺などの症状が出る。患者は20~40代の若い女性が多く、国内に約1万5000人いると推定される。研究チームの部長は「腸内細菌の異常を是正すれば、発症を予防し、症状を改善できるかもしれない」と話している。

山口自律神経研究所においては、脳出血、脳梗塞後の痙性麻痺や弛緩性麻痺 パーキンソン病 などは経験しており、来院のたび症状改善を見ている。脳血流の改善で大抵の病状は好転する。多発性硬化症の患者は問い合わせは何件があったが来院には至っていない。

成人が1日に必要な蛋白質の量

厚生労働省の指針は病気にならない程度の必要最低限です。正常分子栄養学でいうと体重×1.08グラムが1日に必要な蛋白質量です。70キロの体重の人は約76グラムです。では実際に各蛋白源にどれくらい含有しているかを以下に示します。

鶏肉100グラムで18グラム 豚肉100グラムで16グラム 牛肉100グラムで14グラムです。プロテインスコア(蛋白価)の高い順に書きました。同じ100グラムでもタンパク質の接種できる量が違います。 同じ100グラムで一番取れるのが、マグロの赤身100グラム⇒21グラムです。

続けます。鶏卵一個で6グラム、豆腐一丁で18グラム、大豆100グラムで20グラム摂取できます。大豆に関しては本当は35グラム含有しているのですが、メチオニン(必須アミノ酸)のプロテインスコアが56点と低いので、本来の含有量35グラム×0.56=約20グラムしか接種出来ません。しかし、タマゴの黄身はメチオニンのプロテインスコアが100点満点なので大豆と組み合わせて食べると摂取効率が完璧に成ります。 例)納豆にタマゴを入れて一緒に食べる。

どうでしょうか!?この他にもイカ、タコ、魚など大体100グラムで十数グラム取れます。さて1日3食で体重×1.08グラム取れていますか?低蛋白の食事の人は筋肉を傷めるケガのリスクが高まりますよ。

幻肢痛

例えば糖尿病が原因で、左足を切断された患者さんがいます。もう左足は無いのですが、その無い左足を痛いと感じる症状を幻肢痛と呼びます。

さすがに街にあふれるマッサージ屋さんや、マッサージ屋さんレベルの接骨院、整骨院でも、無い左足は揉んだりマッサージしたりは出来ないでしょう!

幻肢痛の場合は、その痛みを訴えている側の反対側の脳血流をある2種の動脈に対するレーザー照射で改善します。あとは痛みを訴えている側に対応する脊髄神経(同側)をレーザー照射します。それで、その痛みは軽減します。副作用のきつい中枢神経系に作用する飲み薬と比べると、極めて安全で全く副作用が無い治療法です。

小児画像診断、CT活用頻度減少(米国小児科学会)

米国小児科学会(AAP)は8月24日、小児の画像診断におけるCT検査の割合が減っているとする多施設横断研究を紹介した。

この研究は、2004年~2012年に3次小児病院33施設において、小児に最もよくある10疾患(けいれん、虫垂炎、脳震とう、上気道感染、腹痛など)の診断に使われたCT,超音波、MRIの使用頻度を調査。その結果、CTの使用頻度ほ全般的に減少しており、10疾患中8疾患については、CT使用頻度の低下は超音波やMRIの使用頻度上昇と関連していた。

研究者はこの変化について、「電離放射線や発癌リスク増加への懸念に加え、超音波やMRIの性能に対する信頼が増したことと関係付けられるのではないか」と述べている。

私が20代の頃研修、修行した鎌ヶ谷市の大仏整形外科では、明らかに捻挫で骨折の疑いの無い患者さんには、一切無駄なレントゲンを撮りませんでした。患者さんに必要以上の放射線を被爆させない事と、窓口負担額を高く取らないという院長先生のお考えでした。

海外ジャーナル(坐骨神経痛のブロック注射、効果に疑問)

坐骨神経痛、脊柱管狭窄症患者への硬膜外コルチステロイド注射の有効性/有用性を、無作為化プラセボ対照試験38件のシステマティックレビューとメタ解析で検証。坐骨神経痛患者の疼痛、機能、短期的手術リスクの即時低下とは関連したが、その効果は臨床的意味のある最小変化を下回り、長期的効果もなかった。脊柱管狭窄症患者にも明らかな効果もなかった。という報告があった。

まあ日常診療においても、神経ブロックをうけたが全く良く成らなかったと訴える患者も多く、当院においては脊柱管にレーザー光の影響を及ぼせるパラメラン照射で著効を得ております。日本レーザー治療学会に共同論文を発表済です。ホームページの近赤外線レーザー治療の項目をご覧下さい。そのときの論文が載せてあります。

デルマトーム(脊髄神経の皮膚分節)

皮膚シリーズつながりです。絵図をクリック拡大してご覧下さい!Cは頚神経、Tは胸神経、Lは腰神経、Sは仙骨神経の皮膚の感覚神経の担当’支配領域)です。

痛みの原因が特定できない場合、まず痛みの部分の支配の脊髄神経の緊張をレーザーで緩めれば、痛みの強さが和らぎます。痺れの症状の人は、痺れが穏やかに成り、感覚が正常に近づきます。癌性疼痛やCRPS(複合性局所疼痛症候群)などの辛い強烈な痛みの場合に著効を示します。

照射位置や照射角度が肝となります。それが技術です。解剖や神経の走行を熟知していない先生方は、自信が無いのでラッパ状のプローブを用います。しかしそれでは、レーザー光の焦点距離が遠すぎてターゲットの脊髄神経に届きません。皮膚表面でカンテラの様に照らしているだけです。

患者さんも馬鹿じゃありませんから、効果が感じられないと疑問を抱き、その医療機関に通わなくなります。スーパーライザーは海外を含め2万台以上流通していますが、相当な医学知識と技術が要求されるため、究極に使いこなせる先生が極めて少ないのが現状です。そういった現状がありますので、山口自律神経研究所は、スーパーライザーのメーカーである東京医研株式会社さんにセミナー講師を過去に何度か依頼された実績が有ります。詳しくは当ホームページの[研究・活動レポート]のVol.5をクリックしてご覧下さい!当院は日本全国から患者さんが訪れますが、自分なりに色々調べられて、「あっスーパーライザーなら、わざわざ山口自律神経研究所に行かなくても近所に設備している病院、医院、接骨院が有るじゃん!」と思い地元ののそこに通院してガッカリ失望される方が100%です。いやみったらしい文章で恐縮ですが、また申し訳なさそうな顔で当院に戻ってこられます・

 

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皮膚の循環

皮膚の赤みは、その毛細血管を流れている血液の量を反映して、血液量が少ないと青くなり、多いと赤くなります。この現象は日常的に顔色で観察されます。また青い皮膚は冷たく、赤い皮膚は暖かいことを経験しますが、皮膚の血管は体温のコントロールに大きく寄与しています。手掌や手指、足趾などには細動脈が静脈に直接吻合して毛細血管がシャントされる部位があります。それを動静脈吻合と言います。絵図をクリック拡大してご覧下さい!

このような動静脈吻合部位は自律神経に支配されています。通常は閉じており皮膚温が上昇すると吻合部位がシャントされ、皮膚温を低下させる機能があるといわれています。

※糖尿病患者や腰部脊柱管狭窄症など末梢血流が弱い患者さんが、あんまマッサージ屋さんレベルの所で揉み壊されたり、またそれ位の低俗なレベルの接骨院で揉み壊された患者さんが結構来院されます。そういう無知の極みの接骨院、整骨院、マッサージ治療院が日本中にあふれています。そんな無知な事をされますと上記のシャント機能が、押したり揉んだりする事により壊れてしまい(損傷してしまい)灼熱感を訴えます。特に足の裏に灼熱感を訴える人が多いです。しかしサーモグラフィーカメラで撮影しても決して皮膚温は高くありません。むしろ低いです。感覚が馬鹿にされてしまった結果です。会社の社長など、お金持ちの人程そういった無知な施術家に掛かっている傾向が顕著です。お金に物を言わせ揉んでもらいたいだけ揉んでもらっているわけです。お気の毒さまです。揉む事をやめて動静脈のレーザー照射治療を開始すれば改善していきます。

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