小児画像診断、CT活用頻度減少(米国小児科学会)

米国小児科学会(AAP)は8月24日、小児の画像診断におけるCT検査の割合が減っているとする多施設横断研究を紹介した。

この研究は、2004年~2012年に3次小児病院33施設において、小児に最もよくある10疾患(けいれん、虫垂炎、脳震とう、上気道感染、腹痛など)の診断に使われたCT,超音波、MRIの使用頻度を調査。その結果、CTの使用頻度ほ全般的に減少しており、10疾患中8疾患については、CT使用頻度の低下は超音波やMRIの使用頻度上昇と関連していた。

研究者はこの変化について、「電離放射線や発癌リスク増加への懸念に加え、超音波やMRIの性能に対する信頼が増したことと関係付けられるのではないか」と述べている。

私が20代の頃研修、修行した鎌ヶ谷市の大仏整形外科では、明らかに捻挫で骨折の疑いの無い患者さんには、一切無駄なレントゲンを撮りませんでした。患者さんに必要以上の放射線を被爆させない事と、窓口負担額を高く取らないという院長先生のお考えでした。