ファイテン社製リストバンド⇒頚椎症への応用

手首、足首用のリストバンドです。画像をクリック拡大してご覧下さい!普通のリスト&アンクルバンドと違う所は、ナノ化したチタンを繊維に絡めつかせてあり、そこに高電圧をかけ分子運動を強制的に活発にさせてあるところです。着用して瞬時に手首や足首の運動性が増し、筋緊張が緩むのが分かります。

ファイテンとの付き合いは古く、まだ世間に知れ渡る前から取り扱っています。ファイテン創業当初は美容関係が殆どで、特に縮毛矯正のパーマ液で世に知られていました。当時は液体に圧電効果を施していたわけです。画像のRAKUWAバンド(楽輪バンド)はマジックテープで止まるようになっており、2個一組の商品ですが、頚椎症の患者さんがそれを繋ぎ合わせて首に巻いた所、とても楽になったと報告されました。体裁は悪いですが、頚椎症性神経根症で上肢に痺れや鈍痛が場合、応急的に有効なようです!同社のあらゆるネックレス商品群を凌駕する臨床効果です。頚椎症はC5、C6、C7の神経根の圧迫が多く、ちょうどその部分を覆う大きさになっており、成程なあと感心しました。

余談ですが、ファイテン社があらゆる商品群を着用前、着用後をお客さんに認識させるアピールのやり方は、自律神経研究会(ANS)の名誉会長である清水純一先生が幹部社員に教えてあげたのが由来です。山口自律神経研究所のホームページのトップページ最下部にも載せてあります。ファイテン通信2002年7月号、治療の現場から「アクアチタンシリーズ」です。その記事を読めるくらいに拡大してご確認ください。

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小児慢性疲労症候群

不登校の子供に多くみられる【小児慢性疲労症候群】の患者の脳を機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で調べたところ、一部分が過剰に活性化していることが解かったと、理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター(神戸市)などのチームが発見した。チームは、複雑な思考が必要なテストを患者15人(平均13.5歳)に受けてもらい、fMRIを用いて脳の活動を調べ、同じテストを受けた健常児13人(同12.2歳)と比べた。健常児は、深く物事を考える際などに動く前頭葉の左側だけが活性化するが、患者は左右とも活発になっていた。理研の上級研究員は、「今回の方法は、治療効果の判定に応用できる」としている。

患者は、神経をより多く使うため疲労が強くなると考えられており、健常児と同じ課題をこなすには相当な努力が必要で、学校生活で配慮が必要となる。 同症候群は、原因不明の疲労や睡眠障害などが3か月以上続き、学校生活などが正常に送れなくなる病気で、子供の1%前後が発症するとされているが、患者や家族が、病気と認めないケースも多い。画像で脳の状態を客観的に見せることで、治療に向き合うきっかけになる。

山口自律神経研究所に於いては、上記症候群と病院で診断された患者さんを過去に数例 施術させて戴いた。数か月~2年位、継続治療した子供もいた。治療は脳底動脈の血流量に影響を及ばせられる椎骨動脈と内頸動脈へのレーザー照射や、必要に応じて上頸神経節、星状神経節などへも照射、だるさだけでなく固有の場所の痛みやコリを訴える場合は、ターゲットとなる脊髄神経へのレーザー照射、訴える筋肉への高周波通電なで改善を見ている。覇気の有る人相に変わったり、自然な笑顔も見られ親も安心する。

親としても一般的な薬物治療である向精神薬には強い不安や抵抗を示されます。副作用が大なり小なり必ず有りますから。

スーパーライザーPX治療 なになに県(神奈川県、埼玉県、東京都など)

最近、スーパーライザーPX治療、スペース開けて何々県という検索キーワードで、当院(山口自律神経研究所)のホームページにたどり着く方々が目立ちます。

山口自律神経研究所は、1990年発表の「低出力レーザーによる星状神経節近傍への照射効果について」を日本レーザー治療学会に発表して世界を震撼させた吉澤明孝先生を顧問医師とする勉強会の理事、事務局を任されています。縁あって来院された患者さんには、その元祖の論文を要望が有れば、お見せしています。

スーパーライザーは使いこなせていない先生方が殆どです。当院は困り果てたドクターショッピングの成れの果ての患者さんばかりで、日々真剣勝負で診させていただいております。当ホームページのトップページにも書いてありますが、整形外科ペインクリニック等のドクターショッピング(何件もの医者巡り)や接骨院、針、灸、マッサージ、整体などの代替え医療ショッピング(そういう所を何件も行きわたる事)の終着駅の役割を担わせていただいており、市外、県外からも多くの患者さんを診させて戴いております。

 

 

タイムリーなお勧めの一冊

普段は斎藤一人さんヒイキきな院長ですが、たまには変わった本もお勧めします。現代に生きている日本語が読める方に、ご一読いただきたい一冊です。個性、方便、表現、伝え方が違うだけで、ある程度分かっている方、悟った方が書かれた書籍は、その本質は同じだと感じます。悪びれた例え話は武さんのユーモア、照れ隠しだと思います。

納税日本一で有名な斎藤一人さんが立ち寄る事でも知られている、江戸川区の「読書のすすめ」という本屋さんで買いました。院長の波動調整の本屋さんです。今の時代インターネットで簡便に本が買えますが、あえて足を運びたくなる本屋さんです。
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鑑別診断(泌尿器からの放散痛)

画像をクリック拡大してご覧下さい!腰痛としてT11~T12(第11胸神経、第12胸神経)のデルマトーム(脊髄分節支配領域)に痛みがある場合(画像の位置)は、尿管結石などの泌尿器科疾患が原因のケースがあります。初期では腰痛と鑑別できにくい事が多いですが、腹部から鼠径部に痛みが有る場合は尿管結石を疑います。尿の潜血反応が出れば判別できます。

ただこの位置を支配するT11、T12は下後鋸筋(下背部の筋肉)が付着する位置とも重複するため臨床経験が大きくものを言います。当院においては、交感神経、脊髄神経、脳神経などの緊張をレーザーで直接ゆるめるレベルの治療を行っていますので、こういった内科、泌尿器科疾患は早期に発見出来ます。痛みを訴えている部分の支配神経を緩めても痛みが改善しないのは絶対におかしいわけです。過去には、癌の骨盤転位、変形性股関節症、卵巣脳腫、子宮筋腫など多くの病的疾患を早期に発見させました。1回2回、当院の治療を受けて改善しない症状は、直ちに病院に受診するように患者さんに告げますのでご安心下さい。ですから山口自律神経研究所の治療受けて改善しない症状は、おかしいと知っている患者さんが多く、病院に受診する前に鑑別診断の目的で来院される患者さんも多いです。
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カルシウム摂取量⇒骨折リスクに関連せず(スウェーデン、アメリカ調査)

1914年~1948年生まれの女性6万1433人を対象に、食事性カルシウムの摂取量と骨折および骨粗鬆症のリスクを19年間調べた結果が発表されました。その調査結果によると、乳、乳製品の摂取量と骨折リスクの間に関連は無く、カルシウム摂取量増が骨折を予防するという臨床的根拠も認められませんでした。カルシウムのサプリメントの骨折予防効果も根拠が弱いと示唆されました。

当院においても、日常診療でカルシウムの話題になると言っているのですが、栄養はバランスであり、空腹時にカルシウムの錠剤を水で流し込んでも身にならないと、常日頃から言い続けて来ました。マグネシウムもタンパク質もビタミンDも色々合わさって、合わせ技1本で吸収され身になるわけです。それよりもカルシウムを骨から奪う食品に気を払う事が大事です。それらはリン酸塩という食品添加物です。ウィンナー、ハム、ベーコンなどの肉の加工食品や🍢おでんの種などに代表される練り製品などには多く含まれます。

人間の体のカルシウム対リンの比率は2対1です。魚肉ソーセージなどは、それが1対51です。カルシウムはもちろん人に必要不可欠なミネラルですが、その前にカルシウムを奪う物を知ることが必要です。ご関心のある方は以前のブログで触れましたが、正常分子栄養学をご勉強ください。栄養はバランスが大事なんだと、今更ながら良く理解できます。まあいずれにせよここで1つカルシウム神話が崩れました。

ちょうど良いキッチンの高さ

毎日使う台所ですから、腰に負担の掛からない理想の高さを知る必要がありますね!

それは身長÷2+5cmです。これからシステムキッチンをお考えの方はご参考下さい!高さの合わないキッチンは、腰に負担をかけるだけでなく、背中や首、腕、また ふくらはぎや太ももなど全身に迷惑を掛けます。お知り置き下さい。

上頚神経節のレーザー照射(耳鳴り、突発性難聴、片頭痛など)

 

図は蝸牛の動脈系です。クリック拡大してご覧下さい。蝸牛とは耳の中の構造体です。星状神経節(第一肋椎関節、肋骨骨頭位の交感神経節)からの繊維は蝸牛の血管には疎に結合しているか比較的太い血管のみに分布しているのに対し、脳底動脈から固有蝸牛動脈まで上頚神経節(上位頸椎の交感神経節)由来の繊維が分布し、蝸牛の血流調節に関しては上頚神経節を経由する繊維が主になっています。ですので耳鳴りや突発性難聴の場合は必ず、上頚神経節も照射します。また脳底動脈や前小脳動脈に枝分かれする前の椎骨動脈にもレーザー照射します。その他、皮下から容易に狙える耳介側頭神経(上頚神経節由来)なども照射ポイントとして狙います。耳介側頭神経の照射に関しては、片頭痛、群発性頭痛、筋緊張型頭痛などにも著効を示します。また耳鳴りを訴える人は、円背の方も多く、場合によっては下後鋸筋、菱形筋などの背部の筋肉や、前頸部の胸鎖乳突筋、斜角筋群なども緩める場合が有ります。

「風が吹いたら桶屋が儲かる」⇒患者さんが訴える症状には、思いもよらぬ複雑な因果関係が隠れている事が有ります。それを診察で見抜くのが技術と経験です。

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重複受診について

他の整形外科や接骨院に通っても良く成らないと訴える患者さんが、市外、県外からも多く訪れますが、その方たちは山口自律神経研究所保険外予約治療の患者さんです。

新鮮外傷に限り健康保険や労災保険で治療が受けられますが、それらは山口接骨院の取扱いになります。その場合、緊急を要する事態なので予約は必要ありません。診療時間は午前9時~12時 午後4時~8時30分受付終了までです。土曜日は正午受付終了です。日曜祭日が休診日です。

しかし当院に受診する前に、一度でも他の整形外科や接骨院で電気治療など治療を受けた患者さんは、重複受診(はしご受診)になり、法律上当院で健康保険は使えません。事前に診てもらった先生に最後まで面倒を見てもらうか、もしくは、「そこでは全然良くならない!」と見限ってこちらに来られたのであれば、当院では自費診療になります。

イベルメクチン

北里大学特別栄誉教授の大村智氏が、今年のノーベル医学・生理学賞を受賞しました。受賞理由は、「寄生虫による感染症治療薬を根本的に変えた事。」大村氏らの寄生虫研究がオンコセルカ症やリンパ系フィラリア症などの治療薬となるイベルメクチンの開発につながりました。日本の医師にとっては、疥癬の治療薬としての方が、なじみがあるかもしれません。

もっとも、ノーベル賞につながる科学技術の強さやiPS細胞を除けば、多くは過去の成果であり、科学研究費の抑制などの昨今、20、30年後に今と同様の成果が出るか、疑問視する声もあります。