鑑別診断(泌尿器からの放散痛)

画像をクリック拡大してご覧下さい!腰痛としてT11~T12(第11胸神経、第12胸神経)のデルマトーム(脊髄分節支配領域)に痛みがある場合(画像の位置)は、尿管結石などの泌尿器科疾患が原因のケースがあります。初期では腰痛と鑑別できにくい事が多いですが、腹部から鼠径部に痛みが有る場合は尿管結石を疑います。尿の潜血反応が出れば判別できます。

ただこの位置を支配するT11、T12は下後鋸筋(下背部の筋肉)が付着する位置とも重複するため臨床経験が大きくものを言います。当院においては、交感神経、脊髄神経、脳神経などの緊張をレーザーで直接ゆるめるレベルの治療を行っていますので、こういった内科、泌尿器科疾患は早期に発見出来ます。痛みを訴えている部分の支配神経を緩めても痛みが改善しないのは絶対におかしいわけです。過去には、癌の骨盤転位、変形性股関節症、卵巣脳腫、子宮筋腫など多くの病的疾患を早期に発見させました。1回2回、当院の治療を受けて改善しない症状は、直ちに病院に受診するように患者さんに告げますのでご安心下さい。ですから山口自律神経研究所の治療受けて改善しない症状は、おかしいと知っている患者さんが多く、病院に受診する前に鑑別診断の目的で来院される患者さんも多いです。
P1020368