小児慢性疲労症候群

不登校の子供に多くみられる【小児慢性疲労症候群】の患者の脳を機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で調べたところ、一部分が過剰に活性化していることが解かったと、理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター(神戸市)などのチームが発見した。チームは、複雑な思考が必要なテストを患者15人(平均13.5歳)に受けてもらい、fMRIを用いて脳の活動を調べ、同じテストを受けた健常児13人(同12.2歳)と比べた。健常児は、深く物事を考える際などに動く前頭葉の左側だけが活性化するが、患者は左右とも活発になっていた。理研の上級研究員は、「今回の方法は、治療効果の判定に応用できる」としている。

患者は、神経をより多く使うため疲労が強くなると考えられており、健常児と同じ課題をこなすには相当な努力が必要で、学校生活で配慮が必要となる。 同症候群は、原因不明の疲労や睡眠障害などが3か月以上続き、学校生活などが正常に送れなくなる病気で、子供の1%前後が発症するとされているが、患者や家族が、病気と認めないケースも多い。画像で脳の状態を客観的に見せることで、治療に向き合うきっかけになる。

山口自律神経研究所に於いては、上記症候群と病院で診断された患者さんを過去に数例 施術させて戴いた。数か月~2年位、継続治療した子供もいた。治療は脳底動脈の血流量に影響を及ばせられる椎骨動脈と内頸動脈へのレーザー照射や、必要に応じて上頸神経節、星状神経節などへも照射、だるさだけでなく固有の場所の痛みやコリを訴える場合は、ターゲットとなる脊髄神経へのレーザー照射、訴える筋肉への高周波通電なで改善を見ている。覇気の有る人相に変わったり、自然な笑顔も見られ親も安心する。

親としても一般的な薬物治療である向精神薬には強い不安や抵抗を示されます。副作用が大なり小なり必ず有りますから。