多発性硬化症 腸内細菌異常が、、

視力低下などが起きる中枢神経系の難病「多発性硬化症」の患者は、健常者に比べて特定の腸内細菌の数に偏りがあるとの研究結果を、国立精神・神経医療研究センターが発表した。研究チームは「食生活の欧米化などによる腸内細菌の異常が、発症の原因につながっている可能性がある」としている。

多発性硬化症は、医療費補助対象の指定難病。免疫機能に異常が生じて脳や脊髄、視神経といった中枢神経に炎症が起こり、視力低下や手足の麻痺などの症状が出る。患者は20~40代の若い女性が多く、国内に約1万5000人いると推定される。研究チームの部長は「腸内細菌の異常を是正すれば、発症を予防し、症状を改善できるかもしれない」と話している。

山口自律神経研究所においては、脳出血、脳梗塞後の痙性麻痺や弛緩性麻痺 パーキンソン病 などは経験しており、来院のたび症状改善を見ている。脳血流の改善で大抵の病状は好転する。多発性硬化症の患者は問い合わせは何件があったが来院には至っていない。