外傷性頸部症候群

交通事故によるムチ打ち損傷です。われわれ柔道整復師の施術録(いわゆるカルテ)では頸部捻挫という傷病名になります。整形外科医が外傷性頸部症候群と診断名をつける場合は、首の痛みに留まらず上肢や手指のシビレ痛み、肩こりなどと、症状が多岐にわたるケースです。しかし中には元々、頚椎症性神経根症の病態(同様の症状)を持っている人も多く、どこまでが交通事故由来の症状かは,月に1回くらい整形外科に受診してもらい、そちらの判断に委ねています。山口接骨院の過去の交通事故のむち打ち患者で最長は、12か月です。よく12ヶ月も保険会社が治療を認めたなあ!と私がビックリしました。患者さんの保険会社への交渉力と整形外科医の判断次第ですね。通常は3ヶ月経過くらいで、親切そうに御機嫌覗いを装って、まだ治りませんか?などとヤンワリと保険会社から患者さんへ圧力が掛かってきます。