口腔内のCRPS様疼痛

3年前くらいから、口の中全体に痛みが有るとの事。歯科や口腔専門の外科、内科でも異常なし。⇒という患者さんが最近定期的に通院を始めました。80歳の女性です。その他には脊柱管狭窄症で両足のシビレがあります。参考になるものは無いかなあ~?とインターネットで歯科の論文を探していたら日本ペインクリニック学会誌Vol9「智歯抜歯後に発症したCRPSの2症例」というのを見つけました。目を通すと、みなさん患者さんの痛みの治療に苦労されているようです。※智歯とは第三大臼歯(俗にいう親知らず)の事です。この方は歯の治療後とかの原因は無く、自然に発症しました。口腔異常感症という病名でも呼ばれます。

さて山口自律神経研究所では定番の治療です。脳血流改善のために椎骨動脈、内頸動脈への近赤外線照射、上頸神経節、星状神経節、三叉神経Ⅱ枝Ⅲ枝への照射、腰髄、仙髄への近赤外線パラメラン照射などで改善中です。あとは物事の考え方が脳に及ぼす影響を、漫才の様に分かり易く来院のたびに話しています。前回の治療は娘さんと一緒に来院されました。治療後、顔の浮腫み(むくみ)が取れて、顔がひとまわり小さくなったのを見て娘さんがビックリされていました。

このかたもドクターショッピングの果てに(有名な大学病院、地域で評判の病院などなど)山口自律神経研究所に辿り着きました。