様々な慢性症状の患者さん方

病院や医院、同業者が過当競争で倒産廃業する中、お陰様で当院は様々な症状の方々が、「一般の医科では改善しない!」と言う訴えで来院していただいております。

脳出血後 脳梗塞後の痙性麻痺、弛緩性麻痺、バセドー氏病 橋本病、様々な整形外科疾患、耳鼻咽喉科疾患、眼科疾患、内科疾患などの外科的な手術までに至らない症状の患者さまで、一般的な医師の医療機関では症状経過に納得できない、満足できない患者さんで溢れており、身の引き締まる思いで日常診療に臨んでおります。

今後も自分が背負わされた役割を謙虚に受け止め、縁あって来院された患者さまを誠心誠意に診させていただく所存であります。ありがとうございます。

自律神経系の症状

P1020783ターゲットの脊髄神経を近赤外線パラメラン照射します。

例)胃、十二指腸⇒T5~T10

子宮⇒T11~T12

  小腸⇒T8~T12

  大腸⇒T10~L1

画像をクリック拡大してご覧ください!右の上1~7がC(頸椎)から出る脊髄神経、その下の1~12が胸椎から出る脊髄神経(T)、その下が腰椎から出る脊髄神経(L)です。心臓はT4です。

 

第三頸椎の位置の狭窄

29歳男性、18~20歳の2年間型枠大工で首に物を背負う動作で大分負担をかけたとの事。そもそもの不良姿勢(猫背)もあいまって、数年前のレントゲンで首の骨の三番目が潰れていると、整形外科医に言われたそうです。主訴は首の痛みと吐き気です。実はあまり知られてませんが、C3(第三頸椎)の位置は脳から出発する迷走神経に大いに関連する頸髄の位置であり、ことに胃には密接に関係しております。今現在、食事もまともに摂れない状態です。

さてさて長いお付き合いになりそうです。いかに椎体の動きを出してあげられるかに懸かってきます。1回目の治療で大分関節可動域は改善させました。あとは正しい姿勢指導、実践するかしないかは本人次第です。第三頚神経への近赤外線照射は必須になります。ちなみに一個下のC4からは横隔神経が出ていて横隔膜や呼吸器を関連支配しています。またC7の位置の左右椎弓間隙を狙って、パラメラン照射をすれば、脊髄の頸膨大に影響を及ぼせますので便利な照射ポイントです。とにかくこのあたりの損傷は不定主訴が多いです。治療家の腕の見せ所です。

口腔内のCRPS様疼痛

3年前くらいから、口の中全体に痛みが有るとの事。歯科や口腔専門の外科、内科でも異常なし。⇒という患者さんが最近定期的に通院を始めました。80歳の女性です。その他には脊柱管狭窄症で両足のシビレがあります。参考になるものは無いかなあ~?とインターネットで歯科の論文を探していたら日本ペインクリニック学会誌Vol9「智歯抜歯後に発症したCRPSの2症例」というのを見つけました。目を通すと、みなさん患者さんの痛みの治療に苦労されているようです。※智歯とは第三大臼歯(俗にいう親知らず)の事です。この方は歯の治療後とかの原因は無く、自然に発症しました。口腔異常感症という病名でも呼ばれます。

さて山口自律神経研究所では定番の治療です。脳血流改善のために椎骨動脈、内頸動脈への近赤外線照射、上頸神経節、星状神経節、三叉神経Ⅱ枝Ⅲ枝への照射、腰髄、仙髄への近赤外線パラメラン照射などで改善中です。あとは物事の考え方が脳に及ぼす影響を、漫才の様に分かり易く来院のたびに話しています。前回の治療は娘さんと一緒に来院されました。治療後、顔の浮腫み(むくみ)が取れて、顔がひとまわり小さくなったのを見て娘さんがビックリされていました。

このかたもドクターショッピングの果てに(有名な大学病院、地域で評判の病院などなど)山口自律神経研究所に辿り着きました。

頸椎椎間孔狭窄症

P1020779画像をクリック拡大してご覧下さい!頸椎の模型です。最近ではXジャパンのYOSHIKIさんが手術を受けることになりましたが、酷いとYOSHIKIさんのように24時間痺れっぱなしになります。黄色い部分が左右の椎間孔から出る神経ですが、そこが圧迫されて腕から指先までシビレや痛みが走ります。

当院では手術まで至らない患者さんを多く抱えています。一般的な整形外科の保存療法(薬物療法、リハビリ、温熱療法、電療、牽引)では改善しない方々を来院のたび近赤外線を主に用いて、シビレ痛みを軽減させています。

手根管症候群

手根管症候群は手首の使い過ぎで、正中神経が圧迫され、親指、人差し指、中指がしびれる病態をいいます。酷いと母指球筋が萎縮して陥没します。

30代男性、工場の生産ラインで流れ作業をする仕事です。患者の住まい最寄りの整形外科に平成29年1月に受診して手根管症候群と診断を受け、飲み薬を処方されました。しかしもらった飲み薬を5カ月飲み続けても、全く良くならないという訴えで来院されました。全国津々浦々の最寄りの整形外科様、いつもありがとうございます

当院ではスーパーライザーと超音波温浴、チタンテープ、キネシオテープ、微弱電流治療器レボックスなどを駆使して治療しました。今まで全く改善しなかった症状が、たった1回の治療でここまで改善するんだあ~と納得して帰られました。

もともと基礎疾患のあった交通事故の患者さんの損得勘定

もともと慢性的な基礎疾患が有る患者さんで、当院の治療技術を知っている人もしくは元患者さんが、交通事故にあわれるとラッキー!と思う人が殆どです。何故ならば、山口自律神経研究所のドクターショッピングの終着駅レベルの治療を、もともとあった首の痛みや腰の痛み、手足のシビレ、日々の慢性疲労的な体の所々の不具合などを、今回の交通事故によるものだ!と主張して、加害者の保険会社が払い続けてくれる限りタダで受けられるのですから!!!

ところが過失割合が10対0で無い場合は、数か月経過して慰謝料の貰える金額が少なくなるとかの損得勘定で、途中から「健康保険の治療に切り替えてもらえますか?」と要望される方が少なからずいらっしゃいます。もしかしたら雇った弁護士の浅知恵によるアドバイスかも知れません。私は冷静に冷徹に中立的な立場をつらぬきますので、「あなたが加入されている健康保険組合に電話をして、認めてくれれば出来ますよ!その際、担当者の氏名を控えて下さい!あと第三者行為届けを健康保険組合に提出する必要があります。」などと正論を答えます。

ところがところが、法律で接骨院(柔道整復師)に認められている健康保険の治療は、捻挫や打撲、挫傷の新鮮外傷のみですので、今まで至れり尽くせりで私から受けていた、もともとあった慢性的な基礎疾患による神経根圧迫由来のしびれ、痛み、こり、張りなどをマジシャンの様にその場で来院のたびに解消した特殊な技術の治療は一切受けられなくなります。また内科疾患の橋本病(甲状腺機能低下症)やバセドー病(甲状腺機能亢進症)などを患っている患者さんに星状神経節への近赤外線照射をすると、顔面の浮腫(むくみ)や苦しく浅い呼吸、息切れ、頻脈もしくは徐脈なども改善し嘘のように体が楽になりますし、糖尿病で高血糖の人は血糖値も下がりますが、それも全て受けられなくなります。当たり前ですがあくまでも捻挫、打撲、挫傷への施術のみに成ります。今までがラッキーだったのです。その時、患者さんは慰謝料に主眼を置いた自分の判断に後悔する事になります。けっして珍しくない話です。

最近いらした山口自律神経研究所の治療技術が理解出来る、分かり易い一例(脳梗塞)

70代男性 平成28年2月 左脳梗塞発症 最寄りの医療機関で一般的な初期治療を受けたのち、今は週に2回リハビリ専門病院にて理学療法士によるリハビリ、それとは別に週に3回マッサージ代わりに整形外科に通院しているとの事。

さて要するに左側の脳梗塞後の右下半身の痙性麻痺です。幸い他人から悟られないぐらい麻痺は軽度です。左の脳血流を近赤外線照射で改善させ、その後右側の星状神経節、右側の脊髄神経、右側の坐骨神経なども近赤外線照射、ターゲット部位(右下肢)への中高周波通電、その他、、などで運動性を向上させます。※ちなみに週2回通院しているリハビリ専門病院に近赤外線治療器のスーパーライザーPXは有るんですよ、ようは使い方を知らないんです。おそらく温かい赤い光が出る温熱治療器ぐらいとしか思っていないんでしょう!?なんで5台も買ったんでしょうね!?飾りですね!当時このエリア担当だったメーカーの人が、「山口先生ごめんなさい!あそこに5台売っちゃいました!」とばつの悪い顔をしていましたが、私はどうせ使いこなせないと思っていたので気にも掛けていませんでした。(大笑い)

さてさて山口自律神経研究所の治療技術では、ハッキリ言って左右チンバにする事ができますので、患者さんは健側(患っていない方の健康な左半身)より患側(麻痺側である右半身)の方が、むしろ軽い!と感嘆します。(笑い)こういう現象はPT(理学療法士)によるリハビリや整形外科での電気やマッサージ、針などでは起こせないんですよ!!と患者さんに釘を刺すように説明しますが、そんな事は百も承知で体で知ってしまいましたから、ず~っと定期的にいらっしゃいますね。こういう患者さんは。

 

子どものチック症

いわゆる体のストレスサインです。爪を噛んだり、イライラして叫んだり、かんの虫の種類といっても良いかもしれません。

引き金(きっかけ)は首筋の寝違えだったり、小児ですと縄跳びが楽しくて、頑張りすぎて、度を越した筋肉痛の長引きであったり、情動的な出来事であったり様々です。

首をゆらゆら動かしたりしても、親が強くしかったり注意してはいけません。ストレスの上塗りになってしまいます。まずは子どもが緊張を起こさない環境を気が付いたら作ってあげることが大切です。

治療は緊張状態を解いてあげることが主体となります。山口自律神経研究所では、近赤外線と高周波(電療)を使います。子どもによっては「ああ~かるくなったあ~」などと言ったりするので、その場にいる親はあらためて「ああ、この子は本当に緊張状態にあったんだあ!」と腑に落ちます。

 

小児の首筋の痛み

小2の女子。3週間くらいの間、首筋の痛みをかばうように体をよじらせるので、心配で親が整形外科に連れて行きました。レントゲンを撮って異常が無いと言われ、ロキソプロフェン(外用)⇒ロキソニンの貼り薬を処方されて家に帰りました。

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その後もらった貼り薬を貼り続けてもまだ痛みがとれないと来院されました。画像をクリック拡大してご覧下さい!おそらく寝違えをこじらせてのでしょう。肩甲骨を上方に引き上げる筋肉(肩甲挙筋)の機能不全の痛みです。またそれだけに留まらず、周囲の頸部の筋肉の持続的筋緊張も発生します。一ヵ所が滞ると時間経過とともに筋緊張が周囲に広がるわけです。それらを解くのにはルービックキューブを6面合わせるのや知恵の輪と一緒で、解く順番が肝になります。いきなり痛い部分をここが患部だといじっても痛みは取れません。また小児はまだ筋力が充分で無いせいもあり、痛みが長引くのも珍しくありません。

以前のブログでも書きましたが、こういう痛みに対して整形外科医は問題視しません。貼り薬を処方して終わりです。それが普通です。ありがとうございます。本当に整形外科医には感謝感謝です。うまく住み分けが出来ていると思います。整形外科に健康保険で受診し、街に乱立するマッサージを主とする普通の接骨院では痛い部分をなおさら揉み壊されるから!と賢い理解で、山口自律神経研究所では自費にもかかわらず、痛みが取れるからと来院される患者さんたちが大勢います。そういった人々のお蔭で私は生かされています。重ね重ねありがとうございます。