中学の柔道事故3900件 14年度、骨折は3割強

全国の中学生が柔道の授業中の事故により医療機関を受診し、災害共済給付を受けた件数が2014年度に3967件あり、3割強に当たる1263件は骨折だったことが14日、丸尾牧(まるお・まき)兵庫県議が日本スポーツ振興センター(JSC)に請求した資料でわかった。

資料によると、事故は神奈川県が417件で最多。埼玉県が307件、東京が294件と続いた。骨折や脱臼などのケガのほか、熱中症も含まれている。

骨折が最も多いの神奈川県の126件で、東京都が112件、埼玉県が94件だった。

丸尾氏は「12年から中学校で武道の必修化が始まったが、事故の現状は検証されていないので、きっかけになってほしい」と話した。