神経筋接合部の加齢による変化を解明

東京都健康長寿医療センター研究所は6月27日、老化に伴う筋力低下や筋委縮に伴い、運動神経と骨格筋のつなぎ目の神経筋接合部の分子構造が変化することを明らかにしたと発表した。この成果は、最近注目されているサルコペディア(加齢性筋肉減少症)の病態解明や予防・治療法の開発に大きく貢献するものと期待される。

今回の研究成果により、神経筋接合部のアクティブゾーンの分子構造が、加齢により変化することを世界で最初に発見したことになる。アクティブゾーンは脳内の中枢神経細胞の神経伝達部位にもあることから、今後サルコペディアと認知症の因果関係を解明する重要な手がかりとなることが期待される。

ちなみに高齢マウスを使った実験で、1ヶ月ほど運動させると変化した神経筋接合部の形態が若返ることも報告されている。筋肉は何歳になっても鍛えれば機能が改善するとういう事は、当院でも常々患者に言い伝えている。

星状神経節レーザー照射前後の手背温の変化(1mWのレーザーポインター使用)

img044画像をクリック拡大してご覧ください!①が星状神経節照射前、②が星状神経節照射後のサーモグラフィー写真です。良く見比べて見てください!

実はこれは、スーパーライザーPXを使用していません!某文具メーカーのプレゼン用のレーザーポインター(実勢価格4000円前後)でここまで変化を起こせました。医療機器と比べるのもなんですが、出力はたったの1mWです。スーパーライザーPXの星状神経節用プローブの出力が1000mWです。すなわち1000分の1の光線出力でも正確に星状神経節を狙えれば、ここまで結果を出せるわけです。これが治療技術です。被験者は健常者ですよ!脳梗塞の患者さんなら、もっと極端な温度変化が出ます。当院を訪れる人の中では、スーパーライザーPXの治療を他院で受けた方も多いです。そこで納得いく結果が得られなかったから、縁あって山口自律神経研究所を受診されたわけです。img045

母指末節骨の亀裂骨折

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各レントゲン写真をクリック拡大してご覧ください!ださい!手の親指の末節骨の骨折です。鉄鋼業の男性で、鉄を削るため、台に固定する際ハンマーで鉄を叩くはずが、自分の親指を叩いてしまい骨折しました。痛そうですねえ!転位は無いので整復は必要ありません。アルフェンス固定と超音波温浴治療、直流の微弱電流で骨癒合促進の治療で早期治癒しました。

橈骨遠位端の若木骨折

P1020615P1020616画像をクリック拡大してご覧ください!下が正面像、上が側面像です。10歳の男子でマラソン中に転倒して右手のひらをついて負傷しました。竹節状になるので竹節状骨折ともよばれます。(下の写真)上の写真は橈骨の背側に明らかな骨膜の傷が見て取れます。この程度の骨折ならリハビリを込みで全治1ヶ月半くらいです。金属の固定は4週間で外し、包帯固定のみにします。日常診療で比較的多いケガです。

これは新鮮外傷なので、健康保険が使えます。山口接骨院の患者さんです。この子の父親がこの子くらいの年の頃、良くケガをして山口接骨院に来ていました。院長も年を取るハズですねぇ!(笑い)