運動で13のがんリスク低減 「医療新世紀」

余暇によく運動する人はそうでない人に比べ、13種類のがんに掛かるリスクが小さいとの研究を米国立がん研究所などのチームがまとめ、米医学誌に発表した。

同研究所によると、運動などで体をよく動かす人が癌に掛かりにくいことは、患者数が多い大腸や乳房のがんの他、子宮体がんでも既に示されていた。チームは今回、計144万人分のデータを含む欧米の複数の疫学研究を集めて解析し、肝臓、胃、腎臓、骨髄など他の10種類のがんでも同様の結論を得た。

太っていたり、喫煙者であっても、運動によるがんのリスク低減傾向に大きな違いは見られなかったとのこと。