全身に渡る筋筋膜性の疼痛

体のあちこちの慢性の痛みの大半は、レントゲンやMRI検査をしても異常所見が無いものが大半です。最近では筋筋膜性疼痛症候群(MPS)と呼ばれるようになっています。山口自律神経研究所で一番多い症状です。最近では白井市から来られた50代の患者さんがMPSでしたが、長年患っていた人ほど、押したり揉んだりマッサージしたり、無知の極みの頓珍漢な施術を受け続けて来ています。

はい。まずは注意事項3拍子で覚えて下さい!「押さない!揉まない!触らない!」はい!ここで患者さんの悪習慣を断ち切ります。そんな事をずぅ~っとやり続けて来た人にはカルチャーショックですね!そこから改善の道が始まります。

今回の患者さんの持続的筋緊張部位を上から列記します。{左顎二腹筋。左胸鎖乳突筋、右菱形筋、左右脊柱起立筋、左腰方形筋、右大腰筋、左右前脛骨筋}まあざっとこういった筋肉群が筋スパズムを起こしていました。患者さんにも良く説明する話ですが、「ルービックキューブを6面合わせるのや知恵の輪と一緒で、解く(緩める)順番が有ります!」最近ここまでは情報公開していますが、それが知識と知恵と治療技術です。1っヵ所づつ緩める前と緩めた後の確認動作をいれてもらい、納得(実感、感嘆)してもらいながら最終的に1回の治療が終了します。