意識する事の重要性

意識する事の重要性については、1つ前のブログにも書きましたが、昭和の偉人であり大思想家の中村天風先生が詳しく説いています。

護国寺に有る天風会館を御存知でしょうか!?日本の基幹産業であるホンダ、松下電機、SONYなど、戦後の焼け野原から日本が急成長を遂げた立役者たちの大先生です。(精神鍛錬の師匠です)

天風先生で有名なのは、ヨガの奥義であるクンバハカです。自力で出来る交感神経の過緊張を和らげる方法です。詳しくは、ご自分でお調べください!お尻の穴を閉める事から始まる副交感神経を優位にさせて、交感神経の緊張を落とす方法です。(お尻の穴すなわち直腸は内蔵です、内蔵は副交感神経が支配しています。それを逆手に取った知恵です。)

その天風先生のエピソードを1つご紹介します。ある相撲取りが、食事が摂れなくなり医者に行っても治らない!原因も解らない!なんとかしてくれと、依頼が来ました。食事が喉を通らず、かなり痩せてしまった力士です。その力士に天風先生が施したのは、炊いた白飯とお新香です。

まずは、それを食え!が天風先生の第一声です。これには力士を連れて来た人も困惑しました。天風先生!お話しを聞いてなかったんですか?この力士は食事が喉をとおらないんです!それに対して天風は、誰が胃に入れろと言った?まずは噛め!それなら出来ますと力士は白飯を噛み始めました。しばらくすると力士が、天風先生!いつまで噛んでいれば良いんですか??いいからもっと噛め⇒天風先生!もう飲んで良いですか!?と力士が言い始めました。それからなんと、食べ始めたということです。それを機にみるみる体力が回復していったそうです。

言わんとしたい事が分かりましたか!?良く噛んで唾液が出て消化できる体の準備が出来たお蔭だと思った人は、まだ50点です。本質は、一刹那、一刹那を意識するという事です。不治の病を干しブドウ一粒で治す禅問答の先生がいます。一粒の干しブドウを唇に触れた瞬間から上の歯と下の歯で噛んだ瞬間⇒中から汁が出て来た!一刹那(一瞬)を実行生中継を意識する方法です。命を頂かせて戴いている事知る事が出来ます。病気はメッセージです。その本質にハッと気が付き実践感謝できた瞬間からメッセージの必要が消滅します。すなわち病気の状態が消滅します。(治るという意味です!)