「体のメンテナンス」という考え方

器質的疾患の患者さんは当然のことですが、機能性の痛みの方でも体のケア(メンテナンス)を怠れば、いずれ以前わずらった同様の症状が再び出てくることも珍しくありません。(器質的な痛みについては、治療実績例の最下部に、補足事項として載せてあります。)機能性の痛みとは、レントゲン検査やMRI検査で異常が無く、血液検査も異常が無い痛みのことをいいます。最近では筋筋膜性疼痛とも呼ばれるようになりました。さらに例えれば胃が痛い人で、胃カメラの検査をしても異常が無いのを機能性の胃の痛み、それに対して胃潰瘍や胃がんなど構造体が病変を起こしている状態を器質的な痛みといいます。整形外科疾患では椎体(背骨)や関節の器質的疾患(加齢変化も含む)が多いですね。

患者さんに於かれましては、あまり深刻にお考えにならずに、そういう個人個人の弱点なんだとご理解くだされば、腑に落ちると思います。ですから通院の間隔は、患者さんの自由意志にお任せしてあります。1回の治療の度に改善しますので「体のメンテナンス」とお考え下さい。(もちろん問われれば、その方に最適な通院間隔をお伝えしますが、こちらからは、次回いつ来なさいとは一切言いません。)