非侵襲衝撃波治療器

p1020664衝撃波は医療分野では、結石の粉砕に用いられるものが主でしたが、最近は出力を抑えた整形外科領域の疾患で用いられる、比較的表在性の痛みの治療に特化したラジアル波治療器が医療市場に出て来ました。当院あれば便利なので数年後に導入する予定でいますが、すでに自律神経研究会では一度勉強会で試し、その有効性は確認しております。

整形外科では、現行の破壊力の強い体外衝撃波で、頑固な踵(かかと)の痛み⇒足底筋膜炎やその部位の骨棘の破壊を狙う場合、上腕骨外側上顆炎の痛み、肩の痛み⇒石灰沈着性肩関節周囲炎の石灰の破壊の用途etcで使われています。保険は効きません。

写真のラジアル波は従来の体内の器質化した部位の破壊では無く、痛みや強い刺激感は伴いません。色々と臨床応用の利く治療器械です。自律神経研究会で持っている先生は現在2人います。この器械は数種類あり、ED(勃起不全)の治療用と、セルライトへのアプローチ用、虚血性心疾患の血管再生用、従来の結石破壊用などが有ります。写真は、足底筋膜炎、上腕骨外側上顆炎、肩腱炎、上腕二頭筋炎、アキレス腱炎などに効果が有るとされている器械です。慢性的な表在性整形外科適応症における最終的なソリューションである!とも謳っています。しかしそれはメーカーや代理店のセールストークであってこの器械が無くても大丈夫です。勉強と臨床を極めている先生にとっては、あれば便利というわけです。しかしながら便利で面白い器械であり、導入を検討中です。