鼠径部の痛み、違和感

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千葉市美浜区から来た患者さんです。30代主婦、1ヶ月前から左鼠径部にピリピリ痛みが出始めだんだん悪化、来院前日は眠りから覚めるほどの痛みがあったとの事。

当院に来院する日の午前に最寄りの整形外科を受診しレントゲン検査にて異常無し、お土産にロキソニンテープと飲み薬のロキソニンを出されたようです。異常が無いのになんで痛いの??整形外科医の説明に納得がいかず縁あって山口自律神経研究所に来られました。いつもの事ながら整形外科医の先生方いつも有難うございます!感謝します。この方はモンゴル人でした。ご主人はなんと小学校時代の同級生でした!!ちょっとビックリ。ご主人が傍に居てくれたおかげでコミュニケーションが取れました。モンゴル語、英語、中国語(北京語)が話せるそうです。日本語は片言で辛うじてでした。院長は、外国人になんとか通じるように英語で話そうとすると、ついつい韓国語が混じってしまいます。(笑い!妻が韓国人なので。)

さて患者さんの前での実況生中継の謎解きと説明、同時治療の始まりです。まずはいつものようにルービックキューブを6面あわせる順番のたとえ話からのスタート!要するに痛い所は、最初は触りませんよ!という釘指しの前置き説明です。さてさてまずは、左側の痛みなので右の脳血流を良くして左半身の運動性を軽くします⇒はい!確認動作、患者さんビックリなにこれ!軽い!でもまだ痛い。(当然)はい次に極端な背泳ぎのような右の背伸び、はい滞りなく最後まで腕を後ろに反れました100点。では左の背伸びは、あれあれ?指先が天井を指す手前から体が横に回旋しながら逃げているよ!これってな~んだ!?はい左下後鋸筋部の持続的な筋緊張です。そこから出ている脊髄神経は?そのデルマトーム(支配位置)は??はい!それ消します。過去のブログを念入りに戻り見てください。同様の傾向の痛みを解説しています。

はい次、今度はうつ伏せで腸骨稜の左側が上方変位!腰方形筋のスパズムです。はい消しました⇒?はい次は何処の筋スパズム??⇒?はい!それ消した。その都度確認動作で患者さんビックリ感動。いよいよお待たせしました、本丸です。画像の所ですね!大腰筋の大腿骨付着部が本丸でした。(最初から察しは付いていました!)同業者の方はトリガーポイントの本などで位置をご確認下さい!今回のブログは出血大サービスで手の内をかなりの部分明かしました。痛みがゼロになり喜んで笑顔で帰られましたよ。同業者の方わかりましたか?スーパーライザーPX、スーパーテクトロン、マグスティムなどを使いました。1か所の痛みなので、初診料5000円です。それではまた!