骨挫傷とは

【骨挫傷】外傷や関節同士の衝突などにより、骨の実質である骨梁(こつりょう)に生じた微細な骨折を骨挫傷といいます。骨髄の浮腫や出血を伴う事が多く、レントゲンやCTでは描出できず、MRIのみで描出が可能です。ですからMRI装置の普及により認識されるようになった概念です。

一方骨折の場合、レントゲンやCTでも描出されます。ですからちょっとややこしい言い方になりますが、「骨折には至らない微細な骨折」が骨挫傷です。直近では横綱白鳳が足の親指のケガで骨挫傷を起こしました。MRIの無かった時代は、捻挫として治療が行われていたケガだったと思いますが、それでも問題はないです。スポーツ休止・日常生活動作の制限などが守れ、乱暴なことをしないのであれば包帯固定で充分です。