25歳男性・頸椎の5番周囲が潰れている症例

主症状は左三角筋部の強張りと知覚鈍麻です。画像をクリック拡大してご覧ください!矢印の位置です。2年前あたりから気になり始めたそうです。今回最寄りの整形外科を受診して頸椎の4~5~6番が潰れているとのレントゲン診断で、ヘルニアが有るかもしれないからMRIを撮って来なさいと言われて、市内の総合病院の整形外科でMRI検査を受けました。そこでは結局ヘルニアは写らずコメントは前医と同じで双方ともステロイド内服薬を処方されただけでした。そして失望して私のもとを訪れました。当人喘息も持っており、ステロイドの副作用や怖さは良く承知しています。中学生の頃よくケガをして当院に通っていた患者さんでした。よくよく聞いてみると、中2の時、組体操でピラミッドの上から転げ落ちた負傷が、どうやら心当たりにあると言っていました。若くして頚椎症の症状を呈する方は、そういう原因が必ずあるはずです。

さて今回の当院の治療は、左三角筋周囲を司っている運動神経・知覚神経・動脈・交感神経などを近赤外線・中周波電療・磁気刺激装置・微弱電流などを駆使してアプローチして症状を改善させます。治療前は左上腕の外転(横へならえ!)が60°くらいしか出来ない状態が90°を楽に超えるまで改善します。つねったりして戴いて知覚が蘇っているのも確認して戴いて1回の治療が終わりです。前述した器質的要因があるので症状は大なり小なり生涯付いて回ると思いますが、1回治療するたびに正常な右側より患部の左側が軽くなります。この治療効果(技術)が山口自律神経研究所の強烈な強みです。「外科的な手術を検討する範囲でない症状で整形外科にかかっても、何軒も整形外科に行っても同じ対応だよ!」と懇々と諭しました。一般の整形外科などの保険医療機関では、どうしようもない埒が明かない症状のケアに対して治療費用を費やすのは患者さんの価値観であり自由意志です。1病態ですので、初診料5000円です。山口自律神経研究所は、こういった人たちの駆け込み寺として重宝されています。ありがとうございます。