スーパーライザーHA2200

本日は、スーパーライザーHA2200というキーワード検索で当ホームページに辿り着いた人が多いので、少し触れてみたいと思います。スーパーライザーHA2200のSGプローブ(星状神経節照射用プローブ)は、自律神経研究会・A.N.S(清水会)の名誉会長である清水純一先生が、東京医研(株)に提案して誕生しました。研究活動の項目のVol3にレントゲン写真が載せてあります。キッチリ第一胸椎の肋椎関節前方にプローブ先端が届いているのが見て取れます。ここまで正確に狙えれば100点満点です。初期型、HA30とHA2200の違いは、光線の最高出力1800mWから2200mWになった事が1つ。もう一点は、照射時間の1秒と2秒の間に1.5秒を作った事です。これも清水純一先生の提案でメーカーが作りました。1秒照射だと光線出力が100%出切らないし、2秒照射だと時間経過で熱くなり火傷の危険性があるからでした。

さて新型のスーパーライザーPXになってからは、残念ながらSGプローブが巨大化してしまい、星状神経節直近までプローブを挿入できなくなってしまいました。しかしパルス照射が可能になったおかげで、光の電場(光電磁界)の影響を与え続けられるので、(照射しっぱなしが可能)まあ一長一短ありますので治療家の技術次第ですね!そもそもなんでこんなにSGプローブを大きくしてしまったのかは、一言で言うとメーカー側と、その取り巻きの医師らが、星状神経節の位置が分かっていないからです。麻酔薬の注射による星状神経節ブロックは、第六頸椎の位置から注射針を挿入して麻酔薬を浸潤させるコンパートメントブロックであり、実際の星状神経節が第一胸椎の高さに有ることを知らないんです。ですからSGL(星状神経節へのレーザー照射)に関しては、セミナーにお金を払って出席しても技術は身に付きません。

本当の星状神経節の位置は、佐賀大学医学部の十時教授らによる臨床解剖で明らかになりました。その位置はすぐ下が肺尖部ですから、絶対に注射針を持ち込めません!危険です!気胸を起こしてしまいます。その位置に正確にSGプローブ(HA2200)をもちこめる技術が山口自律神経研究所にはあります。光線だから出来る位置なんです。