今の体は今までの集大成

体のメンテナンス治療は、体力や筋力がまだ有るうちに受ける事をお勧めします。例えば高齢で自分の身の回りの事をまともに熟せない・寝返りも一人では出来ない・腰部脊柱管狭窄症で脊椎の圧迫骨折も数か所有る・付き添いがいないと来院出来ない⇒こういう人が今更当院のような治療効果が高いレーザー治療を受けると、そのときは緊張が緩んで軽くなりますが、体を支持する筋力・体力が、そもそも有りませんから、逆に条件が悪くなって痺れが出たり、いよいよ歩けなくなったりと本末転倒な結果になることが予測できます。【冷たい事を言うようですが、今まで通り整形外科でもらった飲み薬と貼り薬で凌いでいる方が無難で安全です。浦島太郎が玉手箱を開けたように一晩で満身創痍の体になったわけでは有りません。もっと早く自分の体のケアを維持管理するべきでした。】と言いたくなる人も中にはいらっしゃいます。言いませんけど。逆に縁あって昔から診させて戴いている患者さんの中には90代で今もたまに予約治療に来る人もいます。ラッキーな方だと思います。長生きするなら、やはりQOLが良い状態で生きていたいものです。

レーザー整体

最近患者さんの予約電話で「レーザー整体をお願いします!」と言う人が目立って来ました。当初は私としては違和感が有り「レーザー治療ですね!」と聞き返したのですが、最近は面倒なので「はい分かりました!お受けします!」と言うようになりました。(笑い)楽になれば何であろうと患者さんは文句は言いませんから!!ちなみにレーザー整体と呼ぶ人は、今まで通っていた整体院では痛みが取れないのを悟った人が多いです。

春バテ・花粉症

春バテによる自律神経の乱れで、もともとの花粉症が酷く出たり、頭痛・腹痛など諸所の症状が顔をだします。複数の症状が重なるほど辛さが増し対処が難しくなります。山口自律神経研究所でのレーザー治療をお勧めいたします。諸所不具合の神経を直接緩和します。

今でもぶれない正常分子栄養学

最近では生活習慣病へのリスクから、ダイエットに関心が行き、民間企業などでは、タニタ食堂、ライザップなどが有名になり、その人に合った運動・筋トレとバランスのとれた食事が実践しなければならない大切な事だというのは、誰もが否定しないでしょう。さて日本が戦前戦後で貧乏だった時代は、カロリー栄養学が妄信されていました。風邪をひいて医者に行くと「栄養の有るものを食べて養生しない!」と言われました。栄養の有るものって何ですか?と医者に尋ねるとカロリーの高いものという答えが返ってきました。(大笑い)今でも無知な糖尿病患者の多くはカロリー栄養学の事にしか頭が働きません。

正常分子栄養学は細胞に必要な栄養素を追及する学問です。今の時代でも十分通用します。私は30年近く前から、肥満の人は栄養失調だ!と説き続けて来ました。丁寧に言うと【カロリーオーバーの栄養失調】です。糖質・脂質の摂取し過ぎがカロリーオーバーで、タンパク質・食物繊維・ビタミン・ミネラルが、てんで足りていないんですね!それが栄養失調です。最近では新型栄養失調などとマスメディアで取り上げられるようになりましたが、私からしてみれば、何が新型なもんですか!前々からカロリーオーバーの栄養失調だ!と日常診療の中で折に触れて力説してきました。今頃になって「先生は本当に言っている事が一貫していてぶれませんね!」なんていう患者さんもいます。(笑い)

タンパク質を例に取ると1日に体重×1.08グラム必要です。ここで大豆に関してワンポイントアドバイスです。栄養は組み合わせの合わせ技1本です。例えば大豆100グラムで35グラムのタンパク質が含有されていますが、メチオニンというアミノ酸が56ポイントしか有りません。従いまして単品で大豆100グラムを摂取しても100グラム×0.56=20グラムしか身になりません。しかし卵黄はメチオニンのプロテインスコアが100点です。ですから例えば納豆100グラムに鶏卵一個を入れて混ぜて一緒に食べると35グラムまるまる身になり、鶏卵(L卵)1個には6グラムのタンパク質が含有していますので、合わせて41グラムのタンパク質を摂取できるんです。ですから栄養というのは、何が良い何は悪いでは無く、組み合わせの知恵なんです。塩分を摂りすぎたと思ったらトマトでも食べてカリウムで調節すれば良いし、コレステロールを摂ったと分かれば大豆でも食べてレシチンで均衡を取れば良いんです。そろそろ無知の極みのカロリー栄養学から離れてみてはいかがでしょうか!?

 

当院ならではの特異なケース

画像をクリック拡大してご覧ください!個人情報ですので、住所の枝番と氏名・生年月日は伏せてあります。交通事故による右肩鎖関節と左肘頭周囲の痛みです。オートバイに乗っていて後ろから乗用車に追突されたそうです。30代男性の方です。居住地である柏市内の整形外科でレントゲンやMRI検査を受け、最寄りの接骨院に交通事故治療加害者の任意保険による支払いで、患者負担金ゼロの治療)で現在も通院中ですが、事故日である2月から今に至るまで、ほぼ毎日のように通院しているのにも関わらず、痛みが全然良くならない!しかし諸事情や浮世の義理で今の接骨院を変えるわけにはいかない!自費で構わないので診てください!といった申し出です。山口自律神経研究所では珍しくないケースです。

もちろん当院に転院希望であれば、加害者の保険会社に転院希望の旨を交渉すれば、当院でも患者負担ゼロの交通事故治療が受けられます。当院にしてみれば、非常に良くあるケースです。

転倒

画像をクリック拡大してご覧ください!250ページ程度のテキストです。介護保険制度が立ち上がって以来、介護認定の書類審査に携わってきた先生方に欠員が出そうなので、浮世の義理で昨日、県庁近くの千葉県教育会館に講習を受けに行ってまいりました。各地方自治に於いて、医療国家資格を有する有識者で介護認定の書類審査が毎月2回市役所で行われます。要支援1、2要介護1・2・3・4・5を一次判定、二次判定で決めるわけです。

介護を受ける状態に陥るきっかけの一つが転倒による骨折等のケガです。最近では美川憲一さんが転倒して足首を骨折したり、梅宮辰夫さんが転倒して顔を30針縫いました。予防には筋肉量を落とさない事です。筋肉トレーニングは当然ですが、筋肉に必要なタンパク質の摂取が必要不可欠です。体重によって必要な量が違います。現役世代では体重×1.08(グラム)が1日に必要な量です。70Kgの人は75.6グラムです。3食で割ると1食約25グラムです。では各食品にどれくらい含有しているのかを列記します。卵だとL卵1個で6グラム・マグロの赤身100グラムで21グラム・同じ100グラムでも牛肉だと14グラムです。食品によって同じ量でも蛋白価が違います。とうふ1丁で18グラム・牛乳200ccで4グラム・大豆100グラムで20グラム・イカ100グラムで9グラム・豚肉100グラムで16グラム・鶏肉100グラムで18グラム、、、そのように3食のおかず(蛋白源)を足し算して体重×1.08グラム足りているでしょうか??このブログを読んだ人は、良い機会ですから意識してみてください!

40代女性・自律神経失調症

画像をクリック拡大してご覧ください!住所の枝番と氏名は伏せてあります。腰部・臀部の痛みの患者さんでしたが、記入されている20年来の腰痛は改善させて戴きましたが、今回は自律神経失調症です。閉経間際の方に多いですね。不安・不眠・だるい・やる気が起きない・・・言ったら色々不快症状が出て来ます。

最大公約数的な治療は左右の脳血流改善(レーザー動脈照射)と左右の星状神経節レーザー照射、および脊髄神経レーザー照射です。あとは後頭部の重さを取りたかったら、三叉神経のⅡ枝にレーザー照射、視力改善なら目の太陽穴などと照射位置が増えます。三陰交・内関・太衝穴などの全身に点在する経穴にも必要に応じて照射します。治療後は極端に体が軽くなりますので、治療効果が分かり易いです。

40代女性・後脛骨筋の機能不全

画像をクリック拡大してご覧ください!治療風景とサーモグラフィー画像・可視画像です。患者さんの訴えは、左かかとの痛みです。自分で調べたスマホの画面を差し出して「あしぞこ筋膜炎だと思います!」と私に言いました。はい!はい!足底筋膜炎ですね!(笑い)痛みを感じてすぐ来たので、1回の治療で痛みは消失させられました。まあおそらく、人それぞれの原因の繰り返しで、痛みは再生産するでしょうけど、とにかく1回の治療のたびに限界までコンディションが良くなる価値観で来院して戴いております。例えばテニスのコーチを職業としている人が、テニス肘になったら、休まなければいくら治療しても痛みはゼロになりません!左足関節が右と比べて内反していたのと、後脛骨筋に沿って圧痛がありましたので、診断は容易でした。患者さんの言う事を真に受けて、足底筋膜炎だからと足底に電気を通電しても痛みは取れません!(笑い)とにかく根本的な親玉の筋スパズムを先に取るのが鉄則です。もちろん時間経過で足底筋腱にも症状はでますが、この方は疼痛を感じてすぐ来ましたので・・・後脛骨筋の緊張を取ってあげただけで殆ど痛みが消えました。派遣社員で倉庫で立ちっぱなしの仕事だそうです。

60代女性・左鼠径部の痛み

問診票と大腰筋の絵です。画像をクリック拡大してご覧ください!問診票は個人情報の住所・氏名は伏せてあります。鼠径部の痛みは日常診療で多い部位です。左大腰筋の付着部の痛みですね!いつもの事ですが、整形外科でレントゲン検査をして異常がありません!と言われ当院に来ました。日本をはじめ世界中の整形外科の先生さま、いつも有難うございます。感謝します。

さて仰向けで寝ている状態ですでに上前腸骨棘の位置が上方に変位しています。うつ伏せの状態ですと左腸骨稜の位置が上方に変位しています。その状態(うつ伏せ)で左ももを持ち上げてもらうと、右と比べて殆ど上がりません。そこで左腰方形筋を緩めてあげると右と変わらないくらい左ももが上に持ち上がるようになります。

それから患部へのアプローチです。うつ伏せの状態の時に大腰筋の支配であるL1・L2・L3の脊髄神経は緩めておきます。それは運動領域ですが、もちろん知覚領域であるデルマトーム(脊髄神経皮膚分節)の位置もいつも頭にいれています。とにかくあらゆる可能性を刻一刻と患者さんを診ながら考えています。仰向けになっていただいて大腰筋の支配動脈である腸腰動脈の腰枝の本幹になる腹部大動脈~総腸骨動脈をねらってレーザー照射します。かなり動作の制限が強い場合は右側の一次運動野にそって遠赤外線や磁気を発するカチューシャをあてがったり、右側の椎骨動脈と内頸動脈の照射可能な極めて脳に近い照射ポイントに近赤外線をパルス照射をします。電療は高周波を患部周囲に考えのもとに通電します。近赤外線を星状神経節とそこに近い交感神経幹にダブル照射もします。

今回は同業者も見ているということで、少し専門的な説明をしました。自律神経研究会(A.N.S)清水会の先生方は、上記の文章の意味が分かるはずですが、街にあふれるマッサージ屋さんレベルの医療類似行為業者【はり・灸・あんま・マッサージ・カイロプラクティック・整体・接骨院(整骨院)】の方々に於かれましては、ちんぷんかんぷんで何を言っているのか解らないと思います。宇宙人の話しを聞いている様な感覚だとおもいます。しかたがありません。整形外科などの医師でも解らないレベルの話しですから。解ったつもりで、もう学ぶ事は無い!と勘違いして過去に清水会を退会した先生や、レベルが高すぎて理解ができずに、映画・猿の惑星状態(文化・文明のレベルが違い過ぎてコミュニケーションが取れない状態、基礎知識が無く理解不可能な状態の比喩)でやめた先生も分からないはずです。では山口自律神経研究所は何者ですか?はい!そういう勉強に関心がある先生はお問い合わせください。基本情報は【勉強会】の項目に載せてあります。とにかく新鮮外傷ではない痛みは、1回の治療で大分楽にしてあげる事ができます。患者さんから喜ばれますよ!

左腰臀部~左大腿部~左下腿部にかけての痛み・張り

 

画像をクリック拡大してご覧ください!個人情報ですので住所氏名は伏せてあります。49歳男性・自営で運送業を営んでいる方です。去年の暮あたりから左脚に力が入りずらくなり、痛みも並行して出現する経過を辿りました。様子を見ても良くならないので、今年にはいって1月中旬に船橋整形外科でMRI検査を受けましたが、何番目の間が狭いとか、潰れているだとか、ヘルニアが有るなどの器質的な問題は見つかりませんでした。(要するに整形外科医の言うところの異常無し!という意味)

怖い病気では無いとういうことで一安心し、最寄りのマッサージをしてくれる接骨院に暫く通ったそうです。そして本日に至るまで大分以前よりマシになったが、そこから先の違和感や張りが取れないということで、当院の患者さんに聞いて本日ご予約されました。器質的な変性のない状態で、痛い・張った感じなどの症状を機能性の痛みといいます。筋筋膜性疼痛症候群(MPS)などと整形外科医が呼ぶことも有ります。

さて今回の患者さんの主訴は左側の腰やお尻がまだ張っているし、動作が重い、左側のモモやフクラハギもまだ張っていて重いというものでした。治療は、右の脳血流改善により右脳を活性化させて左半身の運動性を軽くします。この時点でえっ?なにこれ?軽い?どうして?という状態です。あとはいつもの手順で治療をしていきます。会計後は必ず「どれくらいの間隔で通えば良いですか?」と聞く方が多いです。私は「ケガや病気では無いので、ご自由に来たい時にまた御予約してください!」と答えます。もうすでにむしろ右側の方が重く感じるくらいの状態ですから、1回の治療で完結していますから。