臨床ダイジェスト

米国胸部学会(ATS)は8月3日、呼吸リハビリテーションを受けている中等度から重度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の5割に閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)が認められたとする調査結果を紹介した。

調査では、呼吸リハビリテーションを受けている中等度から重度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者54人のうち23人(52%)に無呼吸低呼吸指数(AHI)が5以上のOSAが確認された。また、45%で睡眠効率が悪く、睡眠の質が低下している現状が浮かび上がった。

山口自律神経研究所においては、過呼吸症候群の傾向の患者さんに対して呼吸法を指導している。みな呼気が下手なのである。呼気(息を吐く)の際に肋骨を肺の収縮をアシストするように圧迫してあげると、次の吸気が楽になる。(息が楽に吸える)患者さんが納得できるように片方だけやってあげると、やって無い方の肺に空気が入りづらいのが認識できる。