マスコミの取材について

以前チタンテープでおなじみのファイテン(株)に頼まれて、千葉テレビの取材に応じた事があります。臨床の現場でチタンテープが、どのように使われているのか!?という趣旨だったと記憶しています。台本もありましたが、どこかへ無くしてしまいました。しかしそれは頼まれたことであって、こちらから働きかけたわけではありません。

山口自律神経研究所のホームページを見て、しばしば取材屋さんから電話がかかって来る事があります。あちら側は金額の提示をしてきます。それが実体です。トップページ下に載せている出演の際、私は一切お金は払っていません。ここまで言えば賢い御仁ならハッとお気づきになると思います。そうです。芸能人はともかくとして、頻繁にテレビに出る先生は、ギブ&テイクで取材料を払っているんです。

そういう電話の際は、「ごめんなさい!取材屋さんは、お断りしていますので、、」と言うとガチャンと電話を切ってしまわれます。

高次脳機能障害

P1020355脳梗塞や くも膜下出血といった脳血管障害や、事故などによる脳外傷などで脳を損傷し、「怒りっぽくなった」「物覚えが悪くなった」「何かにこだわり過ぎるようになった」など、いままでに見られなかった症状が表れることが有ります。これを高次脳機能障害といいます。画像をクリック拡大してご覧下さい!

症状は多岐にわたり、遂行機能障害、病識欠落、失行症、半側空間無視、失認症、失語症、言葉の理解の障害、記憶障害、注意障害、行動と感情の障害などがあります。

治療は、椎骨動脈と内頸動脈へのスーパーライザーのパルス照射で、その都度改善します。主訴は人によって様々ですが、治療後は「あ~蘇った!」とポロッと口にされる方が多いです。表情筋もほぐれ人相も良くなります。

基礎代謝の内訳

基礎代謝のうち、体の各器官や組織がどれくらいの割合でエネルギーを消費しているかを示しています。画像をクリック拡大してご覧ください!

目立つのは、筋肉の22%、肝臓の21%、脳の20%。女性の場合は筋肉の割合が下がります。

筋力トレーニングによって筋肉の量を増やせば基礎代謝の量は上がりますが、その量は単純計算で筋肉1㎏あたり13キロカロリーにすぎません。これは1日の消費カロリー全体に比べると、微々たるものです。

加齢にしたがって筋肉の量が減っていく傾向に逆らい、トレーニングによって筋肉の量を増やすのは容易な事ではありません。このことから言えるのは、ダイエットのために基礎代謝を上げることは無意味ではありませんが、効率は良くないのはお分かりいただけるかと思います。何がこのブログで言いたいのかと言うと、筋肉さえ鍛えれば基礎代謝のおかげで、いくら食べても太らないと思うのは危険であり幻想だということです。今一度、画像の円グラフを注視してもらいたいです。

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柔道整復師への正しいかかり方

P1020352柔道整復師が法律上、各種健康保険の取扱いが認められているのは、新鮮な(ここ数日中の)原因が明白な、外傷だけです。日常生活に著しい支障をきたすケガのみです。骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷(肉離れや筋違い)の5種類だけが施術録に記載が許されている、唯一 各種健康保険が許されている傷病名です。

従って体中のあらゆる慢性痛、スポーツのあとのさわやかな筋肉痛、疲労性の筋肉痛のコンディショニング(山登りや旅行の後など)、日々の仕事の疲れなどのキリの無い筋肉痛などはケガとは言えず保険対象外です。しつこく言えば腕立て伏せを1000回やったあとの翌日の筋肉痛も健康保険対象外です。さらに加えて言えば整形外科などに既に受診していて、自分の病状が新鮮なケガでは無いと知っていて接骨院に保険証を提示して保険で掛かろうとするのは悪質な不正受診です。この事実は柔道整復師への正しいかかり方という名目で、自分が加入している保険組合のホームページをパソコンやタブレットで検索すれば分かります。(各市町村の国民健康保険組合、各都道府県の後期高齢者医療の保険組合、協会健保、固有の企業の健康保険組合、共済組合etc)画像をクリック拡大してご覧下さい。

柔道整復師が、その法的事実を患者さんに伝えないのも罪ですが、それを百も承知でしらばっくれて知らないふりをして、肩こりや慢性腰痛、慢性痛なのにもかかわず、昨日転びました等と嘘の申告をする患者さんも犯罪です。しらばっくれて通院する人も、本当の事を伝えない柔道整復師の先生も人生の徳分を失うと思います。

このブログを読んで、そんな馬鹿正直な事を患者さんに告知したら、明日から生活が出来なくなると抵抗する先生方も多いと思いますが、そろそろ潔くされたほうがよろしいかと思います。実際に接骨院の業務では生活が出来ずに、いさぎよく異業種に転職された方々は多いです。身近でも。

マッサージなどの慰安行為を一切せずに、医療技術で生き残っている治療家の先生方は、一生懸命に勉強をし臨床の現場にフィードバッグできている実践者です。

 

お盆の診療時間

8月13日(木)14日(金)15(土)は午後3時の予約が最終になります。

接骨院(新鮮外傷)のほうは午前診療で終了です。

8月17日(月)を休診とします。  以上お知らせいたします。

 

CRPS,RSD,カウザルギーについて

こららの疾患については、医師も確定診断をつけるのに躊躇します。明解な診断基準が確立されていない事が理由のひとつ。またカウザルギーに於いては、明らかな急激な外傷後に、一般的な治癒期間を過ぎても日常生活に著しい支障が有る疼痛、灼熱感、冷感などの異常感覚が有るとき診断されます。そのケースは交通事故の外傷後の場合も多いです。そうした場合、加害者の保険会社との後遺症障害の交渉で闘争となるケースも多く医師も安易にカウザルギーの診断をくだす事を躊躇します。ですから、味方になってくれる医師を持つ事と、医療訴訟に秀でた優秀な弁護士をつける事も必要かと思います。うまくいけば、後遺症障害の14等級中、7級の4(神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することが出来ないもの)が認められます。それが認められた場合、保険金額の上限が1051万円。慰謝料が409万円です。詳しくは御縁のある弁護士さんにご相談ください。

右脳梗塞の治療例

P1020349画像はクリックすると拡大します。右の脳梗塞の患者さんです。左上が治療前です。左下が安静10分後です。右上が右の脳血流を改善する事が可能なある部位にスーパーライザーを5分照射した直後、右下が、その後10分経過です。これだけ血流が改善します。

前へならえが出来なかった痙性麻痺の患者さんが、あっあ~左の腕が伸びた~と絶叫します。と同時に10数年来の整形外科や脳神経科のリハビリは、なんだったんだ~と憤慨され、もっと早く山口先生に出会いたかったと言われます。もちろん下半身まで麻痺の有る患者さんは下肢の運動性も、その場で改善します。

患者さんが感動してくれる至福の瞬間です。